====== FreeBSDの省エネ設定を極める ====== ===== FreeBSD 9 ===== ==== kern.hz ==== 8の頃には有効だったようだが、9では効果なし。 ==== SATA LPM ==== SATAコントローラの省エネ設定。極めて有効。SATAチップ×3個、ストレージ×11台という特殊な環境ではあるが、うちだと5〜6W程度落ちる。 有効にするには''/boot/device.hints''に以下の行を追加する。 hint.ahcich.X.pm_level=5 XはACHIのチャンネル。dmesg|grep ahcichで確認すべし。とりあえず0〜15あたりで網羅しちゃっても問題ないと思う。 設定値は0(無効)〜5(エコ)まで。指定するならPARTIALな4か、SLUMBERな5で。数値が大きくなるほど復帰時間が長くなるが、個人用途なら気にする事はないだろう(SLUMBERでも10ミリ秒だそうだし)。 詳しくはmac ahci(4)を見るべし。 ==== USB ==== ''usbconfig''でUSBデバイスの電源状態を設定する事が出来る。 $ sudo usbconfig ugen0.1: at usbus0, cfg=0 md=HOST spd=SUPER (5.0Gbps) pwr=SAVE (0mA) ugen1.1: at usbus1, cfg=0 md=HOST spd=HIGH (480Mbps) pwr=SAVE (0mA) ugen2.1: at usbus2, cfg=0 md=HOST spd=HIGH (480Mbps) pwr=SAVE (0mA) ugen0.2: at usbus0, cfg=0 md=HOST spd=LOW (1.5Mbps) pwr=ON (70mA) ugen2.2: at usbus2, cfg=0 md=HOST spd=HIGH (480Mbps) pwr=SAVE (0mA) ugen1.2: at usbus1, cfg=0 md=HOST spd=HIGH (480Mbps) pwr=SAVE (0mA) ugen2.3: at usbus2, cfg=0 md=HOST spd=HIGH (480Mbps) pwr=ON (500mA) ugen0.2と2.3がpower_onの状態なのでpower_saveにしてみる。 $ sudo -d 0.2 power_save $ sudo -d 2.3 power_save うちの環境では消費電力に変化は見られなかった。