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blog:2020:2020-12-08 [2022-03-04 11:29] Decomo |
blog:2020:2020-12-08 [2022-03-04 11:37] (現在) Decomo |
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ZFSのファイルI/ | ZFSのファイルI/ | ||
- | ここで注意が必要なのは、Small Blocksの処理はファイルサイズベースではなく、レコードサイズベースで行われるということ。つまり、小さなファイルの全体がSpecial vdevに格納される訳ではない((Small Blocksの閾値をレコードサイズと同値にして全データをSpecial vdevに送ることは可能))。ZFSの書き込みは一旦キャッシュされ、トランザクショングループ(txg)にまとめられた後にレコード単位で書き出されるため、必ずしも小さいファイル=小さなレコードとは限らない。逆に、大きなファイルでもレコードサイズ以下の端数は必ず存在するわけで、こうしたtxgを経てなおレコードサイズ未満となった分がSpecial vdev行きとなるようだ。このあたりが一般的な階層化ストレージと大きく異なる部分である。 | + | ここで注意が必要なのは、Small Blocksの処理はファイルサイズベースではなく、レコードサイズベースで行われるということ。つまり、小さなファイルの全体がSpecial vdevに格納される訳ではない((Small Blocksの閾値をレコードサイズと同値にして全データをSpecial vdevに送ることは可能だが、それなら最初からSSDでプールを組んだ方が良い))。ZFSの書き込みは一旦キャッシュされ、トランザクショングループ(txg)にまとめられた後にレコード単位で書き出されるため、必ずしも小さいファイル=小さなレコードとは限らない。逆に、大きなファイルでもレコードサイズ以下の端数は必ず存在するわけで、こうしたtxgを経てなおレコードサイズ未満となった分がSpecial vdev行きとなるようだ。このあたりが一般的な階層化ストレージと大きく異なる部分である。 |
- | 他の階層化ストレージで見られる最頻ファイルをSSD層に配置する、といったことは(現時点では)できないが、ZFSではpL2ARC(とARC)がその役割を担っていると思われる。 | + | 他の階層化ストレージで見られる最頻ファイルをSSD層に配置する、といったことは(現時点では)できないが、ZFSではpL2ARC(とARC)がその役割を担っていると思われる。都度'' |
Small Blocksの対象となるブロックサイズは、レコードサイズ以下の2の冪を任意に指定できる。128KiB超のレコードサイズを許可する'' | Small Blocksの対象となるブロックサイズは、レコードサイズ以下の2の冪を任意に指定できる。128KiB超のレコードサイズを許可する'' |