blog:2021:2021-04-23

差分

このページの2つのバージョン間の差分を表示します。

この比較画面にリンクする

次のリビジョン
前のリビジョン
blog:2021:2021-04-23 [2021-04-23 23:59]
Decomo 作成
blog:2021:2021-04-23 [2021-04-26 10:10] (現在)
Decomo
行 3: 行 3:
 最初に謝っておこう。復旧と言ってるけど、実態としては殆ど新規インストールなんだ、すまない。 最初に謝っておこう。復旧と言ってるけど、実態としては殆ど新規インストールなんだ、すまない。
  
-[[blog:2021:2021-04-19|誤って家鯖のFreeBSDを飛ばした]]わけだけども、13.0-RELEASEの完全クリーンインストールはやめ、既存環境を上書きする形で、ひとまず12.2-RELEASEを起動できる状態に戻すことにした。FreeBSDが提供する標準の自動インストールだと、ストレージの現在のパーティションを生かす方法がなく、結局手動でアレコレする羽目になる。だったら、手っ取り早く上書きインストールした方が簡単という結論に至った+[[blog:2021:2021-04-19|誤って家鯖のFreeBSDを飛ばした]]わけだけども、13.0-RELEASEの完全クリーンインストールはやめ、既存環境を上書きする形で12.2-RELEASEを起動できる状態にいったん戻すことにした。FreeBSD標準の自動インストールでは、ストレージの現在のパーティションを生かす方法がなく、結局手動でアレコレする羽目になる。だったら、手っ取り早く上書きインストールした方が簡単かなと。
  
 上書きインストール、というかFreeBSDのインストール自体は''/usr/freebsd-dist''にあるアーカイブをファイルシステムに展開するだけ(と少々の起動設定)なんだけど、せっかくなので''bsdinstall''を使ってみた。 上書きインストール、というかFreeBSDのインストール自体は''/usr/freebsd-dist''にあるアーカイブをファイルシステムに展開するだけ(と少々の起動設定)なんだけど、せっかくなので''bsdinstall''を使ってみた。
行 23: 行 23:
 # export BSDINSTALL_CHROOT=/tmp/zroot/ # export BSDINSTALL_CHROOT=/tmp/zroot/
 </code> </code>
- + 環境変数名  ^  意味 
-  ''BSDINSTALL_DISTDIR'' +|''BSDINSTALL_DISTDIR''インストールアーカイブのパス。デフォルト値は/usr/freebsd-distで、インストーラから起動した場合は特に指定する必要はない。 | 
-    * インストールアーカイブのパス。デフォルト値は/usr/freebsd-distで、インストーラから起動した場合は特に指定する必要はない。 +|''DISTRIBUTIONS''インストールするアーカイブの指定。BSDINSTALL_DISTDIRにあるファイル名を列挙する。base.txz, kernel.txzの2つがあればOSとして動く。 | 
-  ''DISTRIBUTIONS'' +|''BSDINSTALL_CHROOT''アーカイブの展開先のパス。冒頭で/tmp/zrootにZFSの'/'をマウントしているので、その値を指定。デフォルト値は/mnt。|
-    * インストールするアーカイブの指定。BSDINSTALL_DISTDIRにあるファイル名を列挙する。base.txz, kernel.txzの2つがあればOSとして動く。 +
-  ''BSDINSTALL_CHROOT'' +
-    * アーカイブの展開先のパス。冒頭で/tmp/zrootにZFSの'/'をマウントしているので、その値を指定。デフォルト値は/mnt。+
  
 でもって''bsdinstall''を実行。 でもって''bsdinstall''を実行。
行 54: 行 51:
 # reboot # reboot
 </code> </code>
 +
 +これで、新規12.2-RELEASEが立ち上がった。以前のデータの残り具合次第では、ある程度、設定済みの環境も戻ってくるだろう。自分の場合、''/usr''と''/etc''が完全に消えたので、殆どクリーンインストールと一緒だけどな!気持ち的には、秘伝の家鯖の血脈は保たれた。まっさらな環境だけどな!
 +
 +ベニクラゲのように若返ったとでも思っておこう。
 +
 +----
 +**(2021/04/26 追記)**
 +
 +環境構築を進めてみると''/usr/local/etc''がほぼほぼ残っていることが判明。これは名実ともに血脈が保たれたと言ってもいいのでは…!?しかしあれだ、ちゃんとバックアップは取っておきましょうね。
 +
 +===== 参考サイト =====
 +
 +  * [[https://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?bsdinstall(8)|bsdinstall(8)]]
 +  * [[https://github.com/lattera/freebsd/blob/master/usr.sbin/bsdinstall/scripts/zfsboot|freebsd/zfsboot at master · lattera/freebsd · GitHub]]
  • blog/2021/2021-04-23.1619189970.txt.gz
  • 最終更新: 2021-04-23 23:59
  • by Decomo