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blog:2021:2021-08-06 [2021-08-06 15:21] Decomo 作成 |
blog:2021:2021-08-06 [2021-08-06 17:50] Decomo |
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- | ====== OpenZFSにRAIDZ Expansionのプルリクが立てられた! ====== | + | ====== OpenZFSにRAIDZ Expansionのプルリクができてた ====== |
今まで気づかなかったが、2か月ほど前の6/ | 今まで気づかなかったが、2か月ほど前の6/ | ||
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コードレビューは始まったばかり、というかまだ進んでない?ようでリリースはまだまだ先っぽい。OpenZFSプロジェクトの状況としては、現在は2.1リリース作業の真っただ中で、取り込まれるのはどんなに早くとも来年リリースのOpenZFS 2.2あたりと見込まれている。まぁ、かなり大きい変更なのでレビューもテストも時間がかかるだろうしね、仕方ないね。 | コードレビューは始まったばかり、というかまだ進んでない?ようでリリースはまだまだ先っぽい。OpenZFSプロジェクトの状況としては、現在は2.1リリース作業の真っただ中で、取り込まれるのはどんなに早くとも来年リリースのOpenZFS 2.2あたりと見込まれている。まぁ、かなり大きい変更なのでレビューもテストも時間がかかるだろうしね、仕方ないね。 | ||
- | PRの議論を見るに、拡張時の動作である「既存データのストライプサイズは変更しない=データ/ | + | PRの議論を見るに、拡張時の挙動である「既存データのストライプサイズは変更しない=データ/ |
- | RAIDZ ExpansionでRAIDZにストレージを追加した場合、RAIDの物理ストライプ幅は拡張後のサイズとなる。対する論理ストライプ幅については、既存のデータは拡張前のサイズ、再書き込みを含む新規データは拡張後のサイズとなる。具体的な数値を当てはめると、HDD 5本のRAIDZ2プールをHDD 6本に拡張した場合、既存データは論理5ストライプ(データ/ | + | RAIDZ ExpansionでRAIDZ |
- | 一方で、この仕様のため既存RAIDZプールの使用率が高ければ高いほど、RAIDZ Expansionでプールを拡張しても見かけの空き容量は増えにくくなる。例えば、1TB×4のRAIDZ1プールに1TB書き込むとプール使用率は33%なのに対し、1TB×3のRAIDZ1プールに1TB書き込んだあと(この時点での使用率は66%)で1TBのHDDを追加しても使用率は66%のままとなる。既存データのデータ/ | + | 一方で、この仕様のため既存RAIDZプールの使用率が高いほど、RAIDZ Expansionでのプール拡張後の実効空き容量は増えにくくなる。例えば、1TB×4のRAIDZ1プールに1TB書き込むとプール使用率は33%なのに対し、1TB×3のRAIDZ1プールに1TB書き込んだあと(この時点での使用率は66%)で1TBのHDDを追加しても使用率は66%のままとなる。既存データのデータ/ |
- | 使ってくうちに既存データも新しいストライプ幅に置き換わっていくので、徐々に効率は改善されていく。このあたりの挙動は他のプロパティと一緒で、ZFSの思想っぽいというかなんというか。可及的速やかにプール容量を最大効率で増やしたい!という場合には厳しいだろうが、現実的にそんなケースがどれだけあるのだろうか?そもそもZFS的にはそんなカツカツ運用するなよって感じ? | + | 使っていく中で既存データも新しいストライプ幅に置き換わり、このオーバーヘッドは徐々に解消されていく。このあたりの挙動は他のプロパティと一緒で、ZFSの思想っぽいというかなんというか。可及的速やかにプール容量を最大効率で増やしたい!という場合には厳しいだろうが、現実的にそんなケースがどれだけあるのだろうか?そもそもZFS的にはそんなカツカツ運用するなよって感じ? |
- | 拡張時に全データの再配置を行ってるにもかかわらず、既存データの論理ストライプ幅を変えないは、実装の容易性とRAIDZ1/ | + | 拡張時に全データの再配置を行ってるにもかかわらず、既存データの論理ストライプ幅を変えないは、実装の簡便さとRAIDZ1/ |
このまま無事マージされて欲しいところ。 | このまま無事マージされて欲しいところ。 | ||
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