2005年04月28日
「iPodからも金を取れ」――私的録音補償金で権利者団体が意見書
カスラックども、必死だな(藁。まあ、彼ら権利ビジネスの寄生虫は、こうでもして消費者から金を巻き上げないことには、オマンマにありつけなくなっちゃいますからねぇ(禿藁。
しかしまぁ、私的録音補償金の適用範囲拡大議論といい、デジタル放送のコピワンといい、日本は完全に寄生虫どもに有利な方向に働いてますなぁ。基本的にデジタルコピーが不可能な、Blue-rayにまで私的録音保証金を上乗せするという考えが、全く理解できないのですが。
また、私的録音保証金の根拠として「デジタルデータは劣化なしのコピーが可能」「耐久性に優れている」という点が上げられていますが、これもどうかと思います。MDは録音時に不可逆圧縮(ATRAC)がかけられてますし、光出力やSPDIF出力で送信されるデジタルデータは、あくまでもATRAC符号を復号したものです。つまり、そのデータをそのままMDに記録することはできず、記録しようものなら再びATRACで圧縮しなければなりません。ここで、確実に音質は低下します。メディアの耐久性にせよ、CDの寿命10年説なども浮上しているように、疑問が残ります。
そこまでして権利を守ることが、果たして業界にとって有益なのでしょうか。CCCDの失敗例を省みることなく、このまま無闇な権利保護が進めば、業界は確実に潰れていくでしょうね。