2005年06月01日
優秀録音:Tank! THE! BEST!
TSUTAYAで旧作半額セールをしていたので、CDを適当に借りてきました。
このアルバムはたまたま知り合いの家でCOWBOY BEBOPを見て、オープニング曲のTank!を聴きたいが為にレンタルしたのです。内容的には同アニメで使われている音楽のベスト盤+αという位置づけのようですが、アニメのサントラだと思って侮るなかれ。ヤバいくらいに録音が優秀なのです。
全12曲で、それぞれが違う傾向の録音でありながら、そのどれもが秀逸な録音で驚かされます。音ひとつひとつが生々しく非常にはっきりとしており、また、各音の抜け具合も極めて自然です。抜けるところは抜け、こもるところはしっかりとこもっているとでも言いましょうか。音場も非常に自然で、先に挙げた良さと相まって、奥行き感と空気感の演出に一役買っています。低音から高音までしっかりと出ている点もグッドです。
この音の良さで、お値段はなんと2100円!!なんか、怪しいテレビショッピングのようになってきましたが、このCDは本当にお買い得だと思います。アニメのサントラと言っても、収録されている楽曲は、一般人でも普通に聴くに耐えられるレベルだと思います。知っている人でもなければ、このCDに収録されている曲を聴いて、誰がアニメの曲だと思えようか(反語)。
あーだこーだ言ってもしょうがないので、是非とも一度聴いてみることをおススメします。
値段も安いですし、様々な録音を楽しめるので、手元に1枚あっても損はしないCDだと思います。
ちなみに、後学(?)の為にと思って浜崎あゆみのアルバムも借りたのですが、何ですか、このヘタレっぷりは。音はスカスカだし、低音は全然出てないし、平面的な鳴り方だしで、聴いていて全く面白みのない音です。でも、世の中にはこの音を聴いて「あゆのCDは超高音質だZE!」と思ってる人が、わんさかいるんだろうなぁ…。
あ、いや、勘違いしてもらいたくないのは、あゆがヘタレと言っているのではなく、あくまでもエイベックスのエンジニアがヘタレだと言いいたいのです。オーディオに大して興味もない方が、「エンジニアの俺が作ってるんだから、最高の音だZE!」とか宣いつつ作ってるんだろうなぁ。少しでもオーディオに心得があれば、いくら何でもここまでヘタレな音にはならないと思うんですが。