2005年07月09日
整流用コンデンサの違いによる音の違い
「鯖移転につき更新が滞る?」とか宣った割には、いつも以上に更新に気合いが入っているDecomoです('A`)。
10ヶ月程前にH/Oで捕獲した、SONYのプリメインアンプ TA-F333ESX IIの、コントロールアンプ部の整流用コンデンサの交換をしてみました。外見から、寿命が近づいていると判断された為です。
元はオーディオ用のコンデンサが載っていたのですが、オーディオ用はお値段が張るのと、どうせ俺のヘタレ耳じゃ違いなんぞわからねぇ! と割り切って、電気的には全く同じ規格の一般品を購入。4本で1000円也。
で、早速買ってきたコンデンサに付け替えてみたんですが、
低音は全然出ない。高音がシャラシャラ言ってる。音の粒が独立し過ぎていて、全く纏まりがない。 という具合で、とにかく最低の音です。まさか、オーディオ用か汎用かの違いで、ここまで音が変わってしまうとは、思ってもみませんでした。
今まで、オーディオ用のコンデンサなんて、極端に言ってしまえば"オーヲタの趣向品"位にしか見ておらず、その効果には疑問だったのですが、よもやオーディオ用コンデンサの存在意義を目の当たりにしてしまうとは……。
実際の音声信号が通っている訳でもない、単なる電圧を安定供給する為のコンデンサの違いだけで、出力される音が激変してしまう………オーディオ道は奥が深いですなぁ。まぁ、そこが面白いところなんですけどね。
その辺を理解していて、オーディオ用コンデンサを採用した当時のSONYの設計者には、脱帽です。汎用品なんて採用していたら、TA-F333ESXという名が、現在に至まで残っているわけありませんから…。