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Decomo
network:10gbe_40gbe_100gbe_memo [2022-05-13 10:03] (現在)
Decomo
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 ====== 10GbE/40GbE/100GbEメモ ====== ====== 10GbE/40GbE/100GbEメモ ======
  
-40ギガビットイーサ、100ギガビットイーサに関するメモ。/-逸般的な誤家庭-/一般的なご家庭での利用を想定してるので、コスパ重視な方法に偏っとります。調べならが書いてるので間違ってるかも。+40ギガビットイーサ、100ギガビットイーサに関するメモ。<del>逸般的な誤家庭</del> 一般的なご家庭での利用を想定してるので、コスパ重視な方法に偏っとります。調べならが書いてるので間違ってるかも。 
 + 
 +===== SFP/QSFPコネクタ ===== 
 + 
 +10GbE以上ではSFPトランシーバを使った光配線のEthernet規格が選択肢に入ってくる。また、2019年1月現在、40GbE以上では銅線規格の製品が出回ってないため、光配線方式を使うしかない。 
 + 
 +光配線方式では、コネクタとしてSFP(Small Form-factor Pluggable)を用いる製品が主流である。 
 + 
 +==== SFP/SFP+/SFP28 ==== 
 + 
 +SFPコネクタはSFP/SFP+/SFP28と区別される事がある。いずれも物理形状はSFPと同じだが、扱う信号速度によって呼び分けられる。SFP→1G, SFP+→10G, SFP28→28G (実効レート25Gbps)である。 
 + 
 +==== QSFP/QSFP+/QSFP28 ==== 
 + 
 +SFPのデータレーンを4本にしたものがQSFP(Quad Small Form-factor Pluggable)である。QSFP/QSFP+/QSFP28の考え方はSFPと一緒で、QSFP→10G(2.5G×4レーン), QSFP+→40G(10G×4レーン), QSFP28→100G(実効25G×4レーン)となる。 
 + 
 +SFPコネクタとQSFPコネクタの物理形状は異なるが、信号的には上位互換性があり、QSFP→SFPアダプタを使うことでQSFPコネクタにSFPトランシーバを差して使うことができる(当然逆は不可)。 
 + 
 +==== SFPモジュール ==== 
 + 
 +SFP/QSFPを使ったシステムでは、信号を変換するSFPモジュールと適合するコードのセットで使うのが基本だが、モジュールとコードが一体化したケーブルもある。 
 + 
 +  ? DAC 
 +  :: Direct Attach Copper cable。SFPモジュール付き銅線。イメージとしては、SFPスロットの電気信号を延長して対向の機器に直接繋げる感じ。同じメーカーの適合機種を適合するケーブルで繋ぐ必要あり。ケーブル長は最大5~10m程度。 
 +  ? AOC 
 +  :: Active Optical Cable。SFPの光トランシーバと光ファイバーを一体化させたようなもの。DACの光ファイバー版。最大長はDACより長く取れる。 
 + 
 +DAC/AOCともにスイッチ同士の接続で使われる事が多いが、適合さえしてればマシン間やNIC-スイッチ間の接続に使っても問題はない。 
  
 ===== 光ケーブル ===== ===== 光ケーブル =====
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 ピンの結線方法により、タイプA, B, Cの3種類のケーブル極性がある。1000BASE-Tにおけるストレートケーブル、クロスケーブル的なやつ。 ピンの結線方法により、タイプA, B, Cの3種類のケーブル極性がある。1000BASE-Tにおけるストレートケーブル、クロスケーブル的なやつ。
 +
 +{{ :network:mpo_cable_connection.png |}}
  
   ? タイプA(ストレート)   ? タイプA(ストレート)
-  :: コネクタを同じピン番号同士で結線したもの。受信ピン⇔受信ピン、送信ピン⇔送信ピンという接続。各ファイバーが交差しないように見た時、コネクタのキーは片側が上(up)、片側が下(down)となるため"up-down"とも呼ばれる。+  :: コネクタを同じピン番号同士で結線したもの。受信ピン⇔受信ピン、送信ピン⇔送信ピンという接続。各ファイバーが交差しないように見た時、コネクタのキーは片側が上(up)、片側が下(down)となるため"up-down"とも呼ばれる。ケーブルの中継/延長などに使う
   ? タイプB(リバース)   ? タイプB(リバース)
-  :: コネクタの送信ピンと受信ピンが対になるように結線したもの。受信ピン⇔送信ピンという接続。各ファイバーが交差しないように見た時、両コネクタのキーが上となるため"up-up"とも呼ばれる。+  :: コネクタの送信ピンと受信ピンが対になるように結線したもの。受信ピン⇔送信ピンという接続。各ファイバーが交差しないように見た時、両コネクタのキーが上となるため"up-up"とも呼ばれる。最も使うケーブルはこれ
   ? タイプC(ペアフリップド)   ? タイプC(ペアフリップド)
   :: タイプAで2本1組を入れ替えて結線したもの。P1⇔P2/P2⇔P1, P3⇔P4/P4⇔P3, ... という具合。   :: タイプAで2本1組を入れ替えて結線したもの。P1⇔P2/P2⇔P1, P3⇔P4/P4⇔P3, ... という具合。
 +
 +「各ファイバーが交差しないように見た時」というのは理屈上の話で、実際のファイバーの位置関係を表すものではないし、気にする必要もない。タイプAのケーブルも接続時にひねってしまえば"up-up"に見えてしまうので、配線の見た目からケーブル極性を判断するのは危険。必ずケーブルの印字を確認すべし。
 +
  
  
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   * [[https://community.fs.com/blog/understanding-polarity-in-mpo-system.html|Understanding Polarity in MPO-12 Fiber Cable System]]   * [[https://community.fs.com/blog/understanding-polarity-in-mpo-system.html|Understanding Polarity in MPO-12 Fiber Cable System]]
   * [[http://www.cables-solutions.com/40gbase-sr4csr4-qsfp-transceiver-direct-connection-cabling.html|40G QSFP+ SR4/CSR4 Transceiver Direct Connection Cabling]]   * [[http://www.cables-solutions.com/40gbase-sr4csr4-qsfp-transceiver-direct-connection-cabling.html|40G QSFP+ SR4/CSR4 Transceiver Direct Connection Cabling]]
 +  * [[http://www.fiberopticshare.com/40g-transceivers-mtpmpo-interface-vs-40g-transceivers-lc-interface.html|40G Transceivers With MTP/MPO Interface vs. 40G Transceivers With LC Interface]]
 +  * [[https://docs.oracle.com/cd/E19197-01/835-0784-05/z40000f91605707.html|QSFP Connector and Pins - Sun Datacenter InfiniBand Switch 36 Topic Set]]
  • network/10gbe_40gbe_100gbe_memo.1545036114.txt.gz
  • 最終更新: 2018-12-17 17:41
  • by Decomo