2005年07月14日
D3対応(!!)キャプチャカード PV2
アースソフトという零細企業(失礼)が、遂にやってくれました! D3(1080i)つまりハイビジョン対応のキャプチャカードを、来る7月25日に発売するというのです!! 実際はD3で入力しても、720i相当に縮小されてしまいますが、それでも全く以て十分です。1920x1200なモニタを使っている私としては、次期製品では、是非とも完全なるD3対応を果たして頂きたいところですw
現状、我々一般ユーザーが手にする事の出来るキャプチャ製品は、すべからくSD解像度(D1:480i)のみに対応したものだけです。しかも、入力ソースはY-C(S端子)信号とコンポジット(ビデオ)信号が殆どで、Canopusがコンポーネントに対応した製品を出してはいるものの、著作権保護の為に制限がガチガチで、使い物になりません。
放送に限らず、映像関連のものはは徐々にハイビジョンへと移行しているにもかかわらず、D2以上に対応したキャプチャ製品は、一向に出てくる気配がありませんでした。というか、大手メーカーは、例によって権利がらみで「出せない」のでしょう。権利亡者のお方々は、我々視聴者に、HD放送をHD画質のまま録画させる気は更々無いように見受けられますが、そんな腐りきった業界に、一石を投じる事になるであろうアースソフトは、会社の規模は小さくとも、その偉業は計り知れないほど大きな物です。
この製品の存在自体は1週間程前から知っていたのですが、敢えてネタにせずに黙っていました。というのもこの製品、月産目標10台というあまりにも少ない生産数なため、公にするとライバルが増えて、私が買えなくなってしまうからです(ぉぃ。
しかし、そんな私の努力も虚しかった。impressがしゃしゃりでやがりました。この記事を見て、私と同じ気持ちを持った人は、かなり居る筈です……。
一応、発売日の25日は、モニタの前に張り付いてみる予定ですが(直販でしか買えないため)、果たして買えるかどうか……。まぁ、買ったとしても、うちにHD放送の受信環境はなかったり、PCのスペックがヘタレ過ぎたりしている訳ですが……。
PV2のお陰で、ようやくHDキャプチャの幕が上がった訳ですが、その一方で、今後のHDキャプチャの展開如何によっては、いわゆる次世代DVDのHD信号のアナログ出力禁止が現実味を帯びていくでしょうね(尤も、現状でもその方向に動いていますが)。嬉しいやら悲しいやら。
サンプル1
サンプル2
(Macってオーバーレイの画面も普通にSS取れちゃったりして、ちょっとびっくり)