静かなサーキュレータを求めて無印良品AT-CF26R-Wを購入

動作音の静かなサーキュレーターを求めて、無印良品の「サーキュレーター(低騒音ファン・大風量タイプ)・ホワイト AT-CF26R-W」を買った。

今夏、うちでは北側設置の2.2kWエアコン1台で、70㎡の部屋全体を冷やすということをしている。畳数でいえば、6畳用で20畳以上のエアーコンディションをしていることになり、冷気の循環のためにサーキュレーターが欠かせない。そんなので冷えるの?と思われるだろうが、意外や意外、これが結構快適なんですわ。問題なく冷えるし、冷風が体に直接当たらないのもよい。カタログの畳数表記は断熱が一切されていない建物での値で、昨今の高断熱の住宅ではあまり意味のない値となっているらしい。

そもそも、何でこんな変なことをしてるかと言うと電気代節約のため。

本来の主エアコンであるリビングの4.5kWエアコンは、2.2kWエアコンよりCOPが2も低い。加えて室外機が南側のため、北側と比べ効率は更に落ちると考えられる。実際、日々の電気使用量を比べると、2.2kWエアコン運用にしてから10~15%程度の節電になっているようだ。4.4kWだと間欠運転になりがちなところ、2.2kWだと適正負荷の連続運転となっているのも影響しているのだと思われる(根拠なし)。

これまでアイリスオーヤマの18cmサーキュレータ PCF-HD18-Bを使っていたのだが、1日中回してると風切り音が気になってくる。そんなわけで、静音と評判で値段も手ごろな無印良品のサーキュレータを買ったという次第。

無印良品のサーキュレータは、26cmファンのAT-CF26R-W(今回買ったやつ)と18cmファンのMJ-CF18JP-Wの2機種がある。

18cmモデルは結構頻繁にモデルチェンジしており、現行モデルは以前よりも風量が増え、静音化が進んだ模様。26cmモデルは2013年の発売から変わっておらず、そろそろモデルチェンジしそうな気もするけど、風量・静音ともに未だ18cmモデルより優れている。どちらにするか非常に悩んだものの、

  • 大は小を兼ねる
  • 風量は正義。だってサーキュレータ―だもの。
  • 大きいファンを低速回転させるのが静音化の基本

というわけで、26cmモデルのAT-CF26R-Wを選んだ。

以下はPCF-HD18-Bと比べた時のAT-CF26R-Wの感想。

  • 静か!
    • 弱運転時の静音性は特筆に値する。ほぼ無音なのに、しっかりと風が感じられてスゴい。断続的に吹くそよ風、という感じで就寝時に最適。
    • 中・強運転時は相応に音はする。けれども、PCF-HD18-Bより音域が低めなので耳障り感が全然違う。例えるなら「ブオォンォンォン」に対して「ゴオォォォォ」って感じ。
  • 風の直進性がいい
    • 前述のとおり、弱運転でもしっかりと風が来る
    • それでいて大型ファンのためか、風の面積が広く風当りが柔らか
  • 設計寿命が10年
    • 安心のメルコエアテック(三菱の空調系子会社)製。やるじゃん三菱。
  • 風量切り替えが3段階
    • 弱→中で風量・ノイズレベル共に一気に上がる
    • カタログ値も2倍以上違っており、体感としても全く違う。少し音がするけど弱より多い風量の段階があると、更に活用の幅が広がりそう。
  • 微妙な風向調整ができない
    • 0~90度の5段階でストッパーが掛かるようになっている。中途半端な位置で止めようとしても自重で落ちてしまうため、規定位置以外での風向調整は無理っぽい。
  • 首振りがない
    • 納得の上で買ってるのでダメって程ではないけど
    • 大型ファンの威力で風の面積が広いので、無くてもさほど不便はしない感じ
  • でかい!
    • ファン自体が大型なので仕方がない。納得の上で買ってるので個人的には気にならない。
    • 脚がファンから真下に生えてるタイプなので、両側から生えてるタイプ(アイリスオーヤマで言うところのH型)より逆にスッキリしてると思う

AT-CF26RとPCF-HD18の消費電力は下表のとおり。ワットチェッカーTAP-TST5での実測値。

風量 AT-CF26R-W PCF-HD18-B
首振りなし あり
9~10W 19W 21~22W
22W 27W 31W
29W 41~42W 43~44W



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  • 最終更新: 2021-08-05 09:49
  • by Decomo