最近の変更サイトマップ

ZFSが自動マウントされない時はzfs_enable="YES"になっているか確認する

FreeBSDで起動時にルートプール以外のZFSファイルシステムが自動マウントされない時は、/etc/rc.confzfs_enable=“YES”しているか確認する。この指定がなくとも、ルートプール=システムが入っているプールは自動マウントされるので、なかなか問題に気づきにくい。自動マウントされないFSのcanmountmountpointプロパティを見ても問題ないし、原因が判るまで苦労したんだぜ★

インストーラに頼らず、手動でFreeBSDをインストールした場合なんかは特に注意が必要だ。

Samba 4.7.4 on NAS4Free 11.1.0.4がメモリバカ食いする原因がわかった

知人NASのCIFS共有が調子良くない問題の調査中、smbdがアホほどメモリ確保する現象に見舞われた。1プロセスあたりギガ単位で消費し、最終的に16GBの物理メモリとスワップ64GBを食いつぶし、強制的に電源落とすしかなくなるなんて、どう考えても異常だ。smbdがメモリをバカ食いするせいでARCにメモリが割り当てられず、ストレージの実効性能が上がらないのもCIFSが遅い問題の遠因になってると思われる。

Sambaのオプションをあれこれイジった所、シャドウコピーを有効にするとダメっぽい。下図がシャドウコピーオプション有無でのtopを比較したものだ。

もうね、笑っちゃうくらい一目瞭然。メモリ消費量が文字通り桁違いである。シャドーコピー有効の方は、1日足らずでメモリ枯渇しかけてるのに対し、無効の方は4日程度経過のロードアベレージが13行くほどの負荷が掛かってるのに余裕のよっちゃんイカ。(ちなみにこの状態でもつつがなくファイル共有が行われている。)

Sambaでシャドーコピーってことは、vfs_shadow_copy2モジュールあたりがバグってんのかしらね?NAS4Free 9か10の頃は、シャドーコピー有効でもこんなこと起こらなかった記憶があるんだけど…。(超おぼろげなので保証はできない。)

今更ながらZFSはキャッシュのヒット率が超重要

この記事には技術的裏付けがない、個人の感想、雑感、推測がふんだんに含まれています。ご利用の際は用法・用量を守り正しくお使いください。

知人のNAS4Freeなファイルサーバが重い問題、Sambaが原因で一件落着かと思いきや解決してなかった。(こっちはこっちで別の問題が発生してたりするので別途書く予定。)

知人とやり取りしつつCPU, ネットワーク, ディスクI/O, その他諸々を継続的にモニタリングしてみると、どーにもディスクアクセスがボトルネックになっている事があるようで…。ファイルサーバのターミナルで直接cpしても、全然速度が上がらないのだ。対象のファイルは、50~200kBの数十万個のPNGを含む膨大なファイル群で、ファイルシステム的に結構厳しい条件ではあるものの、ストレージは仮にもHDD 2ペア×3セットからなるRAID10である。十数MB/sは出るだろうと思ってたが、実際には1MB/s以下になることさえある。

いくらなんでもオカシイだろうとzpool iostatしてみた結果がこちら。

               capacity     operations    bandwidth
pool        alloc   free   read  write   read  write
----------  -----  -----  -----  -----  -----  -----
zdata       4.56T  6.31T  5.65K    435  25.5M  4.94M
zdata       4.56T  6.31T  7.43K      0  32.7M      0
zdata       4.56T  6.31T  5.44K      0  24.1M      0
zdata       4.56T  6.31T  6.20K      0  27.3M      0
zdata       4.56T  6.31T  6.44K      0  28.4M      0
zdata       4.56T  6.31T  5.81K    398  26.6M  3.89M
zdata       4.56T  6.31T  4.36K    215  34.8M  10.8M
zdata       4.56T  6.31T  2.76K    391  12.5M  3.47M
zdata       4.56T  6.31T  3.58K      0  19.7M      0
zdata       4.56T  6.31T  3.65K      0  20.1M      0
zdata       4.56T  6.31T  3.15K      0  17.7M      0
zdata       4.56T  6.31T  4.05K      0  19.0M      0
zdata       4.56T  6.31T  2.59K    343  14.6M  3.15M
zdata       4.56T  6.31T  3.66K      0  19.6M      0
zdata       4.56T  6.31T  4.99K      0  32.5M      0
zdata       4.56T  6.31T  2.93K      0  19.1M      0
zdata       4.56T  6.31T  6.38K      0  28.4M      0
zdata       4.56T  6.31T     3K    344  13.6M  2.99M
zdata       4.56T  6.31T  3.86K      0  17.9M      0
zdata       4.56T  6.31T  3.77K      0  16.9M      0
zdata       4.56T  6.31T  3.72K      0  16.8M      0
zdata       4.56T  6.31T  2.91K    226  13.3M  2.39M

読み込み操作数(operations)と読み込み量(bandwidth)の割に、書き込み量が著しく少ない。コピーと並行してSambaへ断続的なアクセスがあるってことを差し引いても全然スループットが出てない。つーか、書き込み量とネットワークに出ていく量を合わせても全然読み込み量に足らん罠。

大量の読み込みoperationsが走ってても、いい感じに処理できてる時は↓こんな感じで順当にbandwidthが上がる。CIFSによるリクエスト分がそのまま処理されてネットワークに流れていっている。

               capacity     operations    bandwidth
pool        alloc   free   read  write   read  write
----------  -----  -----  -----  -----  -----  -----
zdata       4.70T  6.17T  15.3K    638  64.8M  7.06M
zdata       4.70T  6.17T  23.8K      0   101M      0
zdata       4.70T  6.17T  20.4K      0  85.9M      0
zdata       4.70T  6.17T  23.6K      0  98.7M      0
zdata       4.70T  6.17T  18.4K      0  76.5M      0
zdata       4.70T  6.17T  7.06K    720  30.1M  8.41M
zdata       4.70T  6.17T  16.6K      0  70.0M      0
zdata       4.70T  6.17T  13.7K      0  57.7M      0
zdata       4.70T  6.17T  18.1K      0  77.3M      0
zdata       4.70T  6.17T  16.7K    536  72.3M  6.52M
zdata       4.70T  6.17T  7.63K     80  32.5M   376K
zdata       4.70T  6.17T  12.3K      0  52.7M      0
zdata       4.70T  6.17T  9.78K      0  42.4M      0
zdata       4.70T  6.17T  11.8K      0  51.0M      0
zdata       4.70T  6.17T  9.32K    586  40.4M  6.41M
zdata       4.70T  6.17T  9.47K      0  40.6M      0
zdata       4.70T  6.17T  11.6K      0  49.2M      0
zdata       4.70T  6.17T  12.1K      0  51.8M      0
zdata       4.70T  6.17T  5.05K      0  22.2M      0
zdata       4.70T  6.17T  4.88K    579  22.1M  6.61M

rsyncでディスク内コピーを行うと更に悲惨で、びっくりするほど速度が出ない。ネットワーク(1000BASE-T)越しの別マシンにzfs sendし、そいつとrsyncで同期した方が早いっていうね…。すわ、断片化か!?と思ったけど、プールは半分以上空いてるしちょっと考えにくい。

あれこれ考えてるうちに、ZFSはキャッシュのヒット率が重要って事を思い出した。1フォルダに大量の細かなファイルがあるって事は、その分メタデータ処理が重いと考えられる。とすれば、メタデータを使いまくってそうなrsyncで速度が出ないってのも説明が付く………気がしなくもない。

zfs-statsを入れてキャッシュのヒット率を見てみたら、なんと2割を切ってるじゃないの。キャッシュに乗り切らなかったメタデータに毎度アクセスしに行くために、read operationsの割にbandwidthが上がらなかったのかしら…?

とりあえずarc関連のカーネル変数を調整したところ、いい感じでキャッシュヒットするようになった。問題のプール内のディレクトリ間でrsyncした時の結果が↓これ。

キャッシュヒット率が90%ほどに改善し、書き込みも12MB/s程出ている(zdata iostatは1秒毎、vfs.zfs.txg.timeout=5である)。

zpool detachしようとしたらno valid replicasと言われたでござる

ZFSプールが手狭になったため、HDDを順繰り大容量のものにzpool replaceしてた。

$ zpool status zdata
  pool: zdata
 state: ONLINE
status: One or more devices has experienced an error resulting in data
    corruption.  Applications may be affected.
action: Restore the file in question if possible.  Otherwise restore the
    entire pool from backup.
   see: http://illumos.org/msg/ZFS-8000-8A
  scan: resilvered 8.82T in 25h57m with 2 errors on Tue Jan 23 22:47:38 2018
config:

    NAME             STATE     READ WRITE CKSUM
    zdata            ONLINE       0     0     2
      raidz1-0       ONLINE       0     0     4
        ada3p1       ONLINE       0     0     0
        ada2p1       ONLINE       0     0     0
        replacing-2  ONLINE       0     0     0
          ada1p1     ONLINE       0     0     0
          da0p1      ONLINE       0     0     0
        ada5p1       ONLINE       0     0     0
    logs
      mirror-1       ONLINE       0     0     0
        ada6p5       ONLINE       0     0     0
        ada7p5       ONLINE       0     0     0

errors: 2 data errors, use '-v' for a list

replace-2でada1p1をda0p1にreplaceしてた感じ。置き換え中のデバイスには(resilvering)表記が付くのだが、ご覧の通り上記のda0p1には付いてない。てなもんで、処理が終わったと判断し、ada1p1を切り離そうとしたら…

# zpool detach zdata ada1p1
cannot detach ada1p1: no valid replicas

と、言われてしまった所で日記タイトルなのである。

「有効なレプリカがない」とな…。ZFS暦7年目にして初めて目にするエラーでござる。errors: 2 data errors, use '-v' for a listで報告された壊れているファイルを消してもダメぽ。それどころか、、、

# zpool status -v zdata
  pool: zdata
 state: ONLINE
status: One or more devices has experienced an error resulting in data
    corruption.  Applications may be affected.
action: Restore the file in question if possible.  Otherwise restore the
    entire pool from backup.
   see: http://illumos.org/msg/ZFS-8000-8A
  scan: resilvered 8.82T in 25h57m with 2 errors on Tue Jan 23 22:47:38 2018
config:

    NAME             STATE     READ WRITE CKSUM
    zdata            ONLINE       0     0     0
      raidz1-0       ONLINE       0     0     0
        ada3p1       ONLINE       0     0     0
        ada2p1       ONLINE       0     0     0
        replacing-2  ONLINE       0     0     0
          ada1p1     ONLINE       0     0     0
          da0p1      ONLINE       0     0     0
        ada5p1       ONLINE       0     0     0
    logs
      mirror-1       ONLINE       0     0     0
        ada6p5       ONLINE       0     0     0
        ada7p5       ONLINE       0     0     0

errors: Permanent errors have been detected in the following files:

        zdata/NFC/data/Decomo:<0x196090>

なんやねん、zdata/NFC/data/Decomo:<0x196090>って。こうなったら神頼みのzpool scrubするしかない。

# zpool scrub zdata
$ zpool status zdata
  pool: zdata
 state: ONLINE
status: One or more devices has experienced an error resulting in data
    corruption.  Applications may be affected.
action: Restore the file in question if possible.  Otherwise restore the
    entire pool from backup.
   see: http://illumos.org/msg/ZFS-8000-8A
  scan: scrub in progress since Tue Jan 23 23:39:17 2018
        100G scanned out of 18.1T at 427M/s, 12h15m to go
        25.0G repaired, 0.54% done
config:

    NAME             STATE     READ WRITE CKSUM
    zdata            ONLINE       0     0     0
      raidz1-0       ONLINE       0     0     0
        ada3p1       ONLINE       0     0     0
        ada2p1       ONLINE       0     0     0
        replacing-2  ONLINE       0     0     0
          ada1p1     ONLINE       0     0     0
          da0p1      ONLINE       0     0     0  (repairing)
        ada5p1       ONLINE       0     0     0
    logs
      mirror-1       ONLINE       0     0     0
        ada6p5       ONLINE       0     0     0
        ada7p5       ONLINE       0     0     0

修復が始まった。replaceでのresilveringは一体なんだったのか…。しばらく放置してからプールの状態を見てみると、、、

$ zpool status zdata
  pool: zdata
 state: ONLINE
status: Some supported features are not enabled on the pool. The pool can
    still be used, but some features are unavailable.
action: Enable all features using 'zpool upgrade'. Once this is done,
    the pool may no longer be accessible by software that does not support
    the features. See zpool-features(7) for details.
  scan: scrub repaired 4.51T in 15h42m with 0 errors on Wed Jan 24 15:21:24 2018
config:

    NAME        STATE     READ WRITE CKSUM
    zdata       ONLINE       0     0     0
      raidz1-0  ONLINE       0     0     0
        ada3p1  ONLINE       0     0     0
        ada2p1  ONLINE       0     0     0
        da0p1   ONLINE       0     0     0
        ada5p1  ONLINE       0     0     0
    logs
      mirror-1  ONLINE       0     0     0
        ada6p5  ONLINE       0     0     0
        ada7p5  ONLINE       0     0     0

errors: No known data errors

修復が終わりデバイスの置き換えまで行われてる!

今回得た知見:

  • zpool replaceでは、新しいデバイスの再同期が終わると旧デバイスが自動でdetachされる
  • 可能ならzpool replace前にscrubでプールの状態を確認するのが吉

FreeBSD 10に入れたTomcat 7のタイムゾーン設定方法

何かの拍子に、Tomcat 7.0で動かしているサービスのタイムゾーンがUTCとして認識されるようになってしまった。マシンのRTCは昔からUTCで、OSのロケール≒タイムゾーンも以前からJSTで特に変更はしてないのだが…。

変わっちゃったもんは仕方ないんで、Tomcatのタイムゾーンを変更する方法を調べたところ、setenv.shでCATALINA_OPTS環境変数を弄ればいいらしい。setenv.shってどこにあんのよっていうと、/usr/local/apache-tomacat-7.0/bin/である。もっとも自分の環境(FreeBSD 10.3-RELEASE-p26/Tomcat 7.0.59)ではsetenv.shは無かったんだけど、startup.shを見るにsetenv.shがあれば読み込むように見えたので、新規で作ったら上手く行った。

setenv.shの中味は以下の通り。

export CATALINA_OPTS='-Duser.timezone=Asia/Tokyo'

あとはApacheとTomcatを再起動してやればおk。

start.txt · 最終更新: 2016-05-07 17:46 by decomo
CC Attribution-Noncommercial-Share Alike 3.0 Unported
www.chimeric.de Valid CSS Driven by DokuWiki do yourself a favour and use a real browser - get firefox!! Recent changes RSS feed Valid XHTML 1.0